元夫から「今月苦しいから払えない」「減額してほしい」と養育費の支払いを渋られた場合、どういった対処すればいいのでしょうか?
養育費を支払わないなんてアリなの?
そもそも『養育費を支払わない』なんて可能なのでしょうか?養育費とは子供の養育に費やされる費用のことです。具体的に言えば、「子供の健康を維持するために必要な医療費・衣服や食事の費用・成人するまでの教育費・必要な諸経費」などに当たるわけです。養育費は、離婚した直後から成人するまでの間に支払う義務のあるものといえるでしょう。
「離婚したからもう関係ない。養育費は支払わない」ということはありえません!
養育費の相場
■妻の収入が200万円、子どもが15歳未満、夫がサラリーマンの場合
●年収300~400万:養育費は2~4万円
●年収500~600万:養育費は4~6万円
●年収700万円:養育費は6~8万円
※養育費の相場に関しては、裁判所のホームページで公開されていますので養育費婚姻費用算定書を確認してみるといいでしょう
参考 養育費算定表(裁判所HP)
元夫から「養育費は払わない」と言われた場合
養育費を支払う義務があるにも関わらず、元夫から「養育費は支払わない」と言われた場合、泣き寝入りしてはダメです。まず、元夫に連絡をとり「支払う義務があるので支払ってください」と伝えることが大事です。
離婚後、数ヶ月養育費の支払いが滞っている場合
- 「養育費が支払われていないので、○日までに○円支払ってください」と具体的な期日と金額を伝える
- それでも無視されたり拒否されたりした場合には、内容証明を送付する
- 内容証明を送ったにも関わらず支払いを拒否された場合は、裁判所で手続きを行う
- 裁判所から履行勧告を出してもらう
- 履行勧告にも応じない場合には、裁判所から履行命令を出すことが可能
『内容証明』と聞くと難しそう・・・
裁判所での手続きには
履行勧告とは
履行命令を出す
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元夫から「養育費を減額してほしい」と言われた場合
元夫が養育費の支払いを無視し続けた場合
元夫が一度決まった養育費の支払いを拒否し続け、内容証明や履行勧告・履行命令までも無視した場合、最後の砦は『強制執行』です。強制執行を裁判所に申し立てることによって強制的に養育費を回収することが可能になります。「元夫はお金がないので養育費を支払ってもらうことは不可能」と自ら諦める必要は絶対ありません。強制執行の場合、給与を差し押さえることが可能になります。
困ったときは早めに無料相談を利用しましょう
相談を利用するのを遠慮していては問題を解決することはできません。困ったときは、問題がこじれすぎないうちに早めに弁護士に相談することが大切です。弁護士の無料相談はいくつの事務所で利用しても構いませんので、まずは気軽に申し込んでみましょう。
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