DV(ドメスティック・バイオレンス)とは?
DVとは、ドメスティック・バイオレンスのことで、略してDVと呼ばれています。配偶者や恋人など親密な関係にある、または過去にそうであった人から暴力を受けることです。
暴力には、殴られるなど物理的に受ける身体的なもの、罵声を浴びせられるなど精神的なもの、生活費を渡してくれないなど経済的なもの、性的行為を強要してくる性的なものがあり、どれを受けてもDVになります。
身体的な暴力- 平手で打つ
- ゲンコツで殴る
- 身体を傷つける可能性のある物で殴る
- 足で蹴る
- 髪を引っ張る
- 首を絞める
- 大声で怒鳴る
- 「誰のおかげで生活できるんだ」などと言う
- 電話や手紙を細かくチェックしたりする
- 何を言っても無視して口をきかない
- 人の前でバカにしたり、命令するような口調でものを言ったりする
- 子どもに危害を加えるといって脅す
- 見たくないのにポルノビデオやポルノ雑誌を見せる
- 嫌がっているのに性行為を強要する
- 中絶を強要する
- 避妊に協力しない
- 生活費を渡さない
- 買い物の決定権を与えない
- ギャンブルや自分の趣味などに収入の大半を使う
DVを行う人のタイプは、年齢や仕事、学歴、収入などでは分類できませんが、男性が加害者の場合は、一般的に男尊女卑の思想を持つ傾向があるようです。
また、DV加害者は二面性を持っていることがよくあると言われます。特に目上の人にははっきりとした態度をとれない方も多いようです。そして、自分の価値観が正しいと思っており、強要してきたり、束縛が激しいのもDV加害者の特徴のようです。
養育費をあなたに代わって請求できることをご存じですか?
元旦那のDVに耐えられなくて離婚した場合、「 元旦那と二度と関わりたくない」、「何をされるかわからないから、養育費を請求するのが怖い」、「自分の居場所を知られたくないから養育費は要らない」と思う方はたくさんいるかと思います。
DVの怖さは受けた人にしかわかりません。想像以上に、本当に、怖い思いをしてきたことだと思います。養育費のことまで考えられない、という方も決して少なくはないかと思います。しかし、お子さんの将来のことを考えると、お金は必要なものです。
養育費を代理請求してくれるところ
養育費を支払ってもらうといっても、自分で元旦那に連絡する必要はありません。DVをした人に会うのは怖いですよね。2020年に法改正されて、第三者でも養育費を請求できるようになりました。